出棺の流れ
告別式が終了すると、近親者は棺のふたをあけて、故人との最期のお別れをします。続いて棺に花を入れる「別れ花」が行われ、棺にふたをする「釘打ちの儀」を行います。この時、釘は金属で燃え残るため釘は打たない場合もあります。参列者は式場の外などで出棺を見送るために待機します。
喪主は位牌をもって先頭に立ち、喪主の次に縁の深い遺族が遺影をもって棺を先導します。棺は友人・知人の男性6人ほどで運び、足を先頭にして霊柩車に納められます。喪主が棺を見送る参列者にお礼を述べた後に、霊柩車のクラクションと共に出棺となり、火葬場へと向かいます。
火葬許可証は忘れずに
出棺の際には、喪主は死亡届の際に公布された火葬許可証を忘れずに持参しましょう。火葬許可証がないと火葬できません。現在では重要書類のため、葬儀社が預かっている場合がほとんどです。地域によっては火葬場の係員に渡す心づけ(3千~5千円程度)も持参しましょう。また霊柩車やマイクロバスの運転手に心付けを渡す習慣もあるので、葬儀社の担当者に相談しましょう。