挨拶は3分以内で手短に
喪主の挨拶は通夜、告別式、火葬場、さらに会食と葬儀後の法要の際の開会・閉会の挨拶があり、喪主は挨拶の機会に追われます。喪主の挨拶は故人に代わって参列者に感謝の意を伝えることが通例であり、長さは1~3分、「短すぎず、長すぎず」を意識しながらまとめます。ゆっくりと落ち着いた口調で、参列者にお礼を述べましょう。
近年の葬儀の傾向として、喪主の負担を考慮して、挨拶の機会をなるべく少なくする傾向があります。下記の例文に、故人と喪主の関係を添えた自己紹介を冒頭に入れ、故人とのエピソードや今の気持ちを織り込んでアレンジしながら、忌み言葉が入らないように気をつけて話しましょう。
通夜の挨拶
通夜振る舞いの際の挨拶の例文
「本日はお忙しいなか、お越しいただき誠にありがとうございました。故人に代わりまして、心よりお礼申し上げます。ささやかではございますが、お食事の用意をしております。お時間の許す限り、故人の思い出話をお聞かせ願えれば幸いです。」
告別式の挨拶
出棺時の例文
「本日はお忙しいなか、亡き〇〇の葬儀にご会葬いただきまして、誠にありがとうございます。昨日の通夜と本日の告別式を滞りなく執り行うことができました。大勢の皆様にお見送りいただき、○○もさぞ喜んでいることと思います。今後とも故人の生前と同様に、皆様のお力添えをいただければ幸いに存じます。本日はありがとうございました。」