お通夜・葬儀の準備

お通夜・葬儀の準備

喪主の挨拶は何を言えばいいの?

挨拶は3分以内で手短に 喪主の挨拶は通夜、告別式、火葬場、さらに会食と葬儀後の法要の際の開会・閉会の挨拶があり、喪主は挨拶の機会に追われます。喪主の挨拶は故人に代わって参列者に感謝の意を伝えることが通例であり、長さは1~3分、「短すぎず、長すぎず」を意識しながらまとめます。ゆっくりと落ち着いた口調で、参列者にお礼を述べましょう。 近年の葬儀の傾向として、喪主の負担を考慮して、挨拶の機会をなるべく少なくする傾向があります。下記の例文に、故人と喪主の関係を添えた自己紹介を冒頭に入れ、故人とのエピソードや今の気 ...

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喪主が葬儀後にやることは何?

法要の手配 葬儀後の挨拶まわりや法要の準備も喪主の役割です。亡くなってから7日目の初七日までに、葬儀でお世話になった近隣の方々やお寺、友人・知人、病院に挨拶に伺います。また、最初の法要として「初七日法要」があり、僧侶による読経、遺族や参列者による焼香、会食が行われます。「七日間」は故人が亡くなってから三途の川にたどり着くまでの期間とされています。近年では参列者の都合を考慮し、葬儀と同日に行う場合が増えています。 初七日法要が終わると、次の大きな行事は「四十九日法要」となります。四十九日は魂の行く先が決まる ...

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葬儀社の選定、費用確認、逝去のお知らせ

葬儀社の選定と諸費用の確認 喪主の仕事は葬儀社の選定から始まります。故人の生前から葬儀社が決まっていれば、すみやかにその葬儀社に連絡し、参列者の人数、葬儀の規模をふまえて葬儀プランを練ります。菩提寺にも連絡し、僧侶に読経を依頼します。僧侶のスケジュールを確認してから、通夜・告別式の日程を決めます。宗派や地域慣習にもよりますが、日取りは「友引」を避けて決めましょう。 葬儀場を決め、葬儀にかかる諸費用も確認していきます。葬儀場の利用料、霊柩車代、火葬料、僧侶へのお礼、香典返し、会葬御礼品なども確認・選定してい ...

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遺品整理

遺品整理は時間と体力が必要な作業 故人が生前使っていたものを整理する遺品整理には、不要品の片付けのほか、貴重品や金品、愛用品などを把握して、財産分与や形見分けを行う意味合いがあります。葬儀や法要がひと段落して、気持ちが落ち着いたら遺品整理を始めましょう。 遺品から故人の思い出がよみがえり、整理がなかなか進まないことがよくあります。寂しさを伴う作業ですが、整理することで遺族の気持ちの整理にもなります。本来はじっくりと時間をかけて整理したいところですが、故人の住まいが賃貸マンションや賃貸アパートの場合はすみや ...

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気になる葬儀の料金

総額費用をつかむ 葬儀費用の内訳として ①通夜・葬儀の準備としてかかる費用(祭壇・棺・骨壺・遺影写真・ドライアイス・看板類・受付関係・生花装飾・枕飾・後飾り・安置室料など) ②車両関連費用(搬送車・霊柩車・マイクロバスなど) ③おもてなし費用(通夜料理・精進落とし・返礼品など) ④施設料(式場利用費・火葬料金・待合室利用費など) 主に4つの枠組みで構成されます。 葬儀費用は葬儀社独自のセットプランもあり、葬儀社の見積もりをしっかりと確認し総額費用をつかむことが大切です。葬儀費用は葬儀後1週間以内に一括での ...

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喪主の服装

男性の服装 男性の喪主は通夜が始まるまでは平服、通夜はブラックスーツ、告別式は正礼装のモーニング、または黒紋付羽織袴が本来のマナーです。 ただし今は葬儀全体を通してブラックスーツの着用が主流です。スーツはシングルでもダブルでも構いません。ワイシャツは白の無地、ネクタイと靴下は黒、靴は光沢のない黒とし、清潔感のある装いを心がけます。   女性の服装 女性が喪主の場合は、通夜はブラックフォーマル、告別式はブラックフォーマル、または黒無地染め抜き五つ紋付きの着物が本来のマナーです。和服を着慣れていない ...

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喪主のマナー

祭壇の脇で弔問を受ける 喪主は葬儀の主催者として、僧侶や弔問客に対して礼を尽くして対応します。会場出入口までは出向かず、祭壇の脇や焼香台の側で弔問を受けます。そうすることにより弔問客も喪主を探して歩き回る手間が省けます。お見送りやお茶出しなどは他の人に任せ、常に葬儀会場全般に気を配りながら、弔問客を迎えます。   僧侶、弔問客をもてなす 通夜振る舞いや精進落としでの会食の場では、喪主と遺族は末席に座ります。僧侶がスケジュールの都合で会食に同席できない場合は、料理を箱詰めにして渡すか、御膳料として ...

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喪主について

故人の血縁者が担当 喪主は遺族を代表して葬儀全般を取り仕切る主催者です。また、葬儀費用を負担し、葬儀全体を管理する責任者を施主といいます。一般的には、喪主が施主を兼任する場合がほとんどです。 喪主を決める法的なルールはありませんが、故人の配偶者が喪主を務めるのが一般的です。配偶者が高齢などで喪主を務めるのが難しい場合は、故人と血縁関係の深い方が務めることになります。優先順位は故人の長男、次男以降の直系の男性、次に長女以降の直系の女性が年長順に務め、次に故人の両親、兄弟姉妹となります。   血縁者 ...

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お墓について

納骨の時期 葬儀が終わると次は納骨です。火葬した遺骨は自宅や寺院に一旦持ち帰り、四十九日の忌明けまでに納骨式を行います。お墓がない場合は、墓地の区画を購入して新たにお墓を建てることになりますが、その場合四十九日に間に合わないことが多く、その時は、建立後や一周忌、三回忌、お彼岸やお盆などに納骨を行いましょう。   お墓がない場合の供養方法 近年、お墓は不要と考える人も増えています。不要といっても日本には「墓地、埋葬等に関する法律」があり、自宅の庭に勝手に埋葬することはできません。お墓を持たずに供養 ...

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菩提寺がわからない、ない場合

菩提寺がわからないときは 先祖代々のお墓があり、その菩提を弔う寺院が菩提寺です。近年は故人と遺族の住まいが菩提寺から遠く離れた場所にあり、菩提寺も宗派もわからないというケースがあります。たとえ疎遠になっていても、故人の親族に確認してみましょう。仏壇があれば、ご本尊様やご先祖様の戒名から宗派を特定できることもあります。 菩提寺がわかったら、連絡して僧侶に来ていただけるかを確認します。来ていただける場合は、交通や宿泊の手配、費用負担は遺族側で行います。 菩提寺の都合でお越しいただけない場合は、遺族の住まいの近 ...

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葬儀社を決める日

遺体安置後に葬儀社を選定 今はほとんどの方が病院で死を迎えます。ご臨終後に遺体は病院内の霊安室に移動・安置され、さらに自宅や施設の安置場所へ搬送することになります。病院からの搬送は一般的に葬儀をお願いする葬儀社に依頼します。しかし、急な事態で葬儀社が決まっていない場合は、病院内に常駐している葬儀社に依頼することも可能です。葬儀まで依頼することもできますが、「搬送」のみ依頼することも可能です。遺体の安置を済ませてから、信頼できる葬儀社を調べて、予算や葬儀の進行内容を確認してから契約しましょう。 なお、病院の ...

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葬儀場の決め方

葬儀場の種類 かつては自宅で葬儀を行うのが一般的でしたが、今は自宅よりも葬儀場(斎場)を使用する人が増えています。葬儀場にもさまざまな種類があるため、メリットとデメリットを把握しておきましょう。   ◇自宅 自宅葬儀は少なくなりましたが、自宅から送ってあげたいという気持ちは根強く残っています。自宅に祭壇を設置するスペースがあるか、棺が搬入できるのか、参列者を受け入れるスペースは十分かなど、諸条件を葬儀社と確認する必要があります。葬儀場を利用しない分式場利用費の負担がなくなりますが、お部屋の片づけ ...

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